特定非営利活動法人(認定NPO法人)
全国災害ボランティア支援団体ネットワーク

災害支援の文化を創造する

訓練をまなぶ

昨今の自然災害への対応をふまえて、支援者間(行政、ボランティア、NPO・企業等)の連携の重要性はこれまで以上に高まっています。各地で連携体制の構築が進められているなかで、その体制が実際に機能するのか、訓練等を通じて事前に確認し、改善するためのサイクルは、まだ充分にできていない状況です。

そこで、この分科会では、連携体制を築いていくことに不可欠な支援者間の相互理解(共感)について考えていきます。

「相互理解」や「共感」を進めるには、どんな取り組みが必要なのか、各地では、どんな取り組みが行われているのかなど、皆さんと話し合い、意見交換しながら、さまざまな方法を見いだしていきたいと思います。

登壇者
黒沼健太郎氏
東京海上日動火災保険株式会社 総務部 関西災害対策推進室
災害対策の専門部署に所属し、事業継続マネジメントの推進役を担う。PDCAサイクルに基づき事業継続計画(BCP)の策定・見直しを行い、年間通じて社員・組織・会社向けの多様な研修や訓練を企画・運営。サプライチェーンに基づくグループ会社との連携訓練も行う。災害発生時は対策本部メンバーとして被災地の支援や業務の早期復旧に携わる。現在は、関西を拠点として首都直下地震を想定した対策も推進。東京海上日動火災保険株式会社勤務。
登壇者
飯田進史氏
パシフィックコンサルタンツ株式会社 防災事業部 室長
国や自治体、企業のリスク診断、防災戦略・計画、BCP・BCM、研修・訓練、情報システムを担当。専門は水防災、リスクコミュニケーション。これまで、1999年福岡豪雨、2000年東海豪雨、2002年欧州洪水、2004年新潟豪雨、2011年東日本大震災、2013年台風ヨランダ、2017年九州北部豪雨、2019年東日本台風など国内外の多くの災害調査や、国土交通省や企業の防災・BCM・DXコンサルティング、フィリピン国災害リスク軽減・管理能力向上プロジェクトなどに従事。技術士(建設、総合技術監理)、防災士。
登壇者
阪本真由美氏
全国災害ボランティア団体支援ネットワーク(JVOAD)理事
専門は、災害リスクコミュニケーション、防災教育、被災者支援。阪神・淡路大震災をきっかけに防災に関心を持つ。国際協力機構(JICA)でトルコ、中南米等の防災事業に携わった後、防災研究に専念。京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了。博士(情報学)。東日本大震災では人と防災未来センター研究員として被災地支援に携わり、官民連携の被災者支援の重要性を認識。全国災害ボランティア団体支援ネットワーク(JVOAD)の設置・運営に関わる。兵庫県立大学減災復興政策研究科教授。ナショナル・レジリエンス(防災・減災)懇談会委員、内閣個別避難計画アドバイザリーボード委員、大阪府防災会議委員等。